婚約指輪の起源と手作り(ハンドメイド)リングの特徴

オーダーメイドのエンゲージリングは二種類あります

2020年08月19日 18時35分



マリッジリングをオーダーする場合には、専門店で完成しているリングを購入するのが「レディーメイド」があります。
それ以外に新郎新婦がデザインや形をチョイスしてオーダーできる「オーダーメイド」があるのです。
このオーダーメイドには「セミオーダー」と「フルオーダー」があります。
 
完成するまでの期間や予算などの違いがあります。
両者の違いをしっかりと理解しておきましょう。

 セミオーダーのリング


こちらの方法は、数種類あるリングデザインから二人が好きなデザインをカスタマイズしながら決めてゆきます。
【ステップ1】リングの素材をどれにするのかを選択します。
【ステップ2】リングのデザインや太さをどれくらいにするかを決めます。
【ステップ3】リングにどの宝石を埋め込むかを決定します。
【ステップ4】宝石を埋め込む数量や場所を決定します。
【ステップ5】マット仕上げにするか鏡面仕上げなどリング表面の仕上げ方法を決めます。
【ステップ6】メッセージやイニシャルを彫り込みます。
 
セミオーダーリングは、選べるパーツが決まっているので、費用の目安が分かりやすいのが特徴です。
デザインサンプルもあり、仕上がりイメージも分かりやすくギャップが少ないです。
 
料金に関してもレディーメイドリングとさほど違いはありません。
新郎新婦がカスタマイズして決定します。
ある程度のオリジナリティーを出せるのもメリットです。
 
できあがりまでの制作期間は3週間から4週間程度。
マリッジリングを合わせて使うならばパーツや形を合わせることができますからセミオーダーは便利な方法です。
フルオーダーするほどのこだわりがなく、ある程度自分達で選びたいならばオススメできます。

 フルオーダーのリング


こちらは、一からデザインを新郎新婦が決定していくオーダースタイルです。
【ステップ1】店舗と専属契約しているジュエリーデザイナーと相談しながら、希望のデザインを話します。
【ステップ2】ジュエリーデザイナーが描いたラフ・デザインを叩き台にして、具体的なデザインを詰めてゆきます。
【ステップ3】リングデザインが固まってきたら、リング素材や宝石を決めます。
【ステップ4】見積もりを提出してもらい、問題がなければ制作が始まります。
 
フルオーダーのリングの場合は、細かい内容までオーダーできます。
世界でひとつだけのリングができるのがメリットです。
決定しているリングのスタイルからチョイスするセミオーダーパターンとは異なって、フルオーダーパターンはリングの型をその都度制作します。
当然ですが料金は高額になります。
 
デメリットは、何度も店舗に足を運ぶ必要があることです。
デザインの摺り合わせもありますし、途中の仕上がり確認があります。
また制作時間も長くかかり、早くても1か月になります。
長いと半年程度かかります。
打ち合わせの時間さえも楽しめたり、デザインやファッションのこだわりがあればフルオーダーしてもいいでしょう。
 
フルオーダーパターンは、世界にひとつだけのリングを希望するカップルにオススメです。
ジュエリーデザイナーの提案力・デザインセンスが重要です。
デザイナーの作品を事前に見て判断しましょう。